もしも科学ラボ / Experiment 003
世界中のうんちを、 集めたら?
1人の小さな毎日が、世界ではどれくらいの量になる?1日、1週間、1年間。計量台から巨大な立方体まで、掛け算で旅する5分の3Dストーリー。
集めるのは、水分を含むうんちだけ。尿・流す水・紙は含めません。
1人分から、地球の1年分へ。
世界中のうんち、集めたら?
ちょっと笑ってしまう疑問。でも、毎日必ず生まれる量です。まず1人分を量り、世界の人数を掛け、最後に365日分を集めてみよう。
- 011人分
- 02世界へ
- 03体積
- 041日分
- 05積み上げ
- 061年分
- 07条件
- 08発見
ドラッグで視点を回転。画面の外では自動的に休憩します。音声はありません。
一辺 約101.8mの立方体。
一辺 約727.2mの立方体。
約3.85億トン。下のARにも反映。
1杯 = 50m × 25m × 深さ2m。
人口:2025年央推計(UNFPA世界人口白書2025) / 1人1日:128g / 密度:1kg/L(仮定)。年間値は同じ条件で365日分を合計。
この量を、目の前の空間に。
iPhoneのSafariで、カメラ越しに机や床へ。アプリの追加は不要です。
日数を増やして、並べてみる。
| 集める期間 | 重さ | 立方体の一辺 | 50mプール | 3D・ARの選択 |
|---|---|---|---|---|
| 1日 | 約105.4万トン | 約101.8m | 約421杯 | |
| 1週間(7日) | 約737.6万トン | 約194.7m | 約2,950杯 | |
| 30日 | 約3,161.1万トン | 約316.2m | 約12,644杯 | |
| 1年(365日) | 約3.85億トン | 約727.2m | 約153,840杯 |
丸める前の値で計算。密度一定・すき間なし。乾燥や分解を引かない「出た量の合計」で、実際の保管量ではありません。
8日分を集めたら、立方体の一辺は何倍?
たて × よこ × 高さで、8倍になる長さを探そう。
笑える疑問も、数字はていねいに。
世界中の便を量った観測結果ではありません。公表された人口に、1人分の代表値を掛けた概算です。世界の人口構成や食習慣を反映した精密な推計ではないため、結果は「約」で読みます。
UNFPA世界人口白書2025、印刷ページ136(PDF138ページ目)。2025年央の推計で、今この瞬間の人口ではありません。
Roseほか(2015)の文献レビュー。各研究の平均値の中央値であり、年齢や国の人口比で重み付けした世界平均ではありません。
密度は便の状態で変わるため、体積換算の仮定として設定。人1.7m・建物21m・プール2,500m³も寸法を決めた比較模型です。
いまの計算式01 — CALCULATIONS
| 求めるもの | 式 | 選んだ条件での答え |
|---|---|---|
| 1日分の重さ | 8,232,000,000人 × 128g ÷ 1,000,000 | 1,053,696トン |
| 選んだ日数の重さ | 1日のトン × 365日 | 384,599,040トン |
| 選んだ日数の体積 | 重さ(kg)÷ 1,000kg/m³ | 384,599,040m³ |
| 立方体の一辺 | ∛体積(一辺を3回掛けると体積) | 727.23m |
| プール換算 | 体積(m³)÷ 2,500m³ | 153,839.6杯 |
1トン = 1,000kg = 1,000,000g。1m³ = 1,000L。1日 = 86,400秒。1年 = 365日。
この実験の限界02 — LIMITS
全員に同じ量を当てはめています。 年齢・食事・健康状態・地域ごとの違いを計算していません。128gは精密な世界平均ではなく、スライダーの範囲も信頼区間や健康の基準ではありません。
出た量を足した計算です。 乾燥、分解、処理、回収できない分、保管中の密度変化、人口の変化を考慮していません。山が崩れず自立するかも計算していません。
下水の量とは違います。 尿、トイレの洗浄水、紙、その他の生活排水は除外。処理施設の設計容量や、現実の環境への影響を予測するモデルではありません。
場面ごとに縮尺を変えます。 同じ比較内の立方体・人・建物は同じ縮尺。計量容器とプールは拡大し、人数の人形・流れる粒は説明用のイメージです。
調べた資料
最終確認:2026-09-20 · 参照年は資料ごとに表示- [1]UNFPA · State of World Population 2025 ↗
2025年6月公表。人口統計表のWorld = 8,232百万人(印刷ページ136)。2025年央の推計で、国連World Population Prospects 2024に基づく公表値。2026年の実測人口としては扱っていません。
- [2]Roseほか(2015)· The Characterization of Feces and Urine ↗
文献レビューの湿便量の中央値128g/人/日を初期値として採用。各研究の平均値を集めた中央値であり、世界全員の実測平均ではありません。密度1kg/Lはこの論文の測定値として採用したものではなく、本実験の体積比較の仮定です。DOI: 10.1080/10643389.2014.1000761。
- [3]WHO / UNICEF JMP · 家庭の水・衛生の進捗報告 2000–2024 ↗
2025年8月26日公表。トイレから収集・処理まで、衛生を支える仕組みを考える背景資料。便の総量の掛け算には使用していません。