もしも科学ラボ / Experiment 003

世界中のうんちを、集めたら?

1人の小さな毎日が、世界ではどれくらいの量になる?1日、1週間、1年間。計量台から巨大な立方体まで、掛け算で旅する5分の3Dストーリー。

TODAY’S QUESTION

集めるのは、水分を含むうんちだけ。尿・流す水・紙は含めません。

3D SCIENCE STORY

1人分から、地球の1年分へ。

5分・計算アニメ付き
CHAPTER 01 / 1人分01 / 08 · 5 MIN STORY
動く計算ノート1 / 3

何を数える?

1式をつくる
2数字を入れる
3答え

茶色の模型は、量を見せるための表現です。

場面ごとに縮尺を変更。比較する物体は同じ縮尺。茶色の形は体積の模型です。
01
まずは、1人の1日から。

世界中のうんち、集めたら?

ちょっと笑ってしまう疑問。でも、毎日必ず生まれる量です。まず1人分を量り、世界の人数を掛け、最後に365日分を集めてみよう。

説明 1 / 22
  1. 011人分
  2. 02世界へ
  3. 03体積
  4. 041日分
  5. 05積み上げ
  6. 061年分
  7. 07条件
  8. 08発見

ドラッグで視点を回転。画面の外では自動的に休憩します。音声はありません。

01 / 世界の1日分105.4万トン

一辺 約101.8mの立方体。

02 / 世界の1年分(365日)3.85億トン

一辺 約727.2mの立方体。

03 / 選んだ365日分727.2m / 一辺

約3.85億トン。下のARにも反映。

04 / 選んだ日数のプール換算153,840

1杯 = 50m × 25m × 深さ2m。

人口:2025年央推計(UNFPA世界人口白書2025) / 1人1日:128g / 密度:1kg/L(仮定)。年間値は同じ条件で365日分を合計。

AR / 現実の空間で実験

この量を、目の前の空間に。

iPhoneのSafariで、カメラ越しに机や床へ。アプリの追加は不要です。

日数を増やして、並べてみる。

集める期間重さ立方体の一辺50mプール3D・ARの選択
1日約105.4万トン101.8m421
1週間(7日)約737.6万トン194.7m2,950
30日約3,161.1万トン316.2m12,644
1年(365日)約3.85億トン727.2m153,840

丸める前の値で計算。密度一定・すき間なし。乾燥や分解を引かない「出た量の合計」で、実際の保管量ではありません。

ONE MORE QUESTION

8日分を集めたら、立方体の一辺は何倍?

たて × よこ × 高さで、8倍になる長さを探そう。

笑える疑問も、数字はていねいに。

世界中の便を量った観測結果ではありません。公表された人口に、1人分の代表値を掛けた概算です。世界の人口構成や食習慣を反映した精密な推計ではないため、結果は「約」で読みます。

人口の推計82億3,200万人

UNFPA世界人口白書2025、印刷ページ136(PDF138ページ目)。2025年央の推計で、今この瞬間の人口ではありません。

研究から借りた代表値1人1日128g(湿重量)

Roseほか(2015)の文献レビュー。各研究の平均値の中央値であり、年齢や国の人口比で重み付けした世界平均ではありません。

比較のための仮定初期設定は1kg/L

密度は便の状態で変わるため、体積換算の仮定として設定。人1.7m・建物21m・プール2,500m³も寸法を決めた比較模型です。

いまの計算式01 — CALCULATIONS
求めるもの選んだ条件での答え
1日分の重さ8,232,000,000人 × 128g ÷ 1,000,0001,053,696トン
選んだ日数の重さ1日のトン × 365384,599,040トン
選んだ日数の体積重さ(kg)÷ 1,000kg/m³384,599,040
立方体の一辺∛体積(一辺を3回掛けると体積)727.23m
プール換算体積(m³)÷ 2,500m³153,839.6

1トン = 1,000kg = 1,000,000g。1m³ = 1,000L。1日 = 86,400秒。1年 = 365日。

この実験の限界02 — LIMITS

全員に同じ量を当てはめています。 年齢・食事・健康状態・地域ごとの違いを計算していません。128gは精密な世界平均ではなく、スライダーの範囲も信頼区間や健康の基準ではありません。

出た量を足した計算です。 乾燥、分解、処理、回収できない分、保管中の密度変化、人口の変化を考慮していません。山が崩れず自立するかも計算していません。

下水の量とは違います。 尿、トイレの洗浄水、紙、その他の生活排水は除外。処理施設の設計容量や、現実の環境への影響を予測するモデルではありません。

場面ごとに縮尺を変えます。 同じ比較内の立方体・人・建物は同じ縮尺。計量容器とプールは拡大し、人数の人形・流れる粒は説明用のイメージです。

調べた資料

最終確認:2026-09-20 · 参照年は資料ごとに表示
  1. [1]
    UNFPA · State of World Population 2025

    2025年6月公表。人口統計表のWorld = 8,232百万人(印刷ページ136)。2025年央の推計で、国連World Population Prospects 2024に基づく公表値。2026年の実測人口としては扱っていません。

  2. [2]
    Roseほか(2015)· The Characterization of Feces and Urine

    文献レビューの湿便量の中央値128g/人/日を初期値として採用。各研究の平均値を集めた中央値であり、世界全員の実測平均ではありません。密度1kg/Lはこの論文の測定値として採用したものではなく、本実験の体積比較の仮定です。DOI: 10.1080/10643389.2014.1000761。

  3. [3]
    WHO / UNICEF JMP · 家庭の水・衛生の進捗報告 2000–2024

    2025年8月26日公表。トイレから収集・処理まで、衛生を支える仕組みを考える背景資料。便の総量の掛け算には使用していません。

身近な毎日から、
世界の大きさが見えてくる。

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